海外旅行に行くと「時差ボケ」が起きますが、実は普段の日常生活の中でも同様の状況になる事があります。
ソーシャルジェットラグ(社会的時差ボケ)と呼ばれ、体内リズムが崩れる事によって起こります。
ソーシャルジェットラグはどうやって起こる?
「待ちに待ったお休み。最近睡眠不足だから明日はいつもより遅く起きよう」
と、仕事(学校)の日と休日の起きる時間に差が生じてしまうと朝の体内時計のリセットが遅れてしまい、その分体内時計にズレが生じてしまいます。
普段の生活と体内時計がズレてしまっているのでいつもの何をするにもいつもよりワンテンポ遅くなり、国内にいながら時差ボケのような状態になってしまいます。
社会的時差ボケになると
社会的時差ボケによる体内時計の遅れで『朝起きるのが辛い』、『集中力の低下』、『疲れやすい』など様々な不調が引き起こされます。
慢性化をしていくとうつ病等のリスクも高まると言われています。
特に夜型の人は朝型の人に比べると社会的時差ボケが大きくなる傾向が高いので普段から夜更しを習慣化しないようにした方が良いです。
社会的時差ボケを防ぐために
社会的時差ボケを防ぐためには仕事(学校)の日と休日、変わらず同じ時間に起きるように意識をする事が大切です。
そして、太陽の光を浴びて脳にある視交叉上核にある親時計のリセット、起床後1時間以内には朝食を摂り各臓器にある子時計のリセットも重要となります。
夜寝る際には遅くまで光を浴びてしまうと睡眠ホルモンのメラトニンが減少してしまうので寝る直前までテレビやスマホなどの強い光を見ないようにする事も朝のリセットに関わってきます。
すでに社会差時差ボケが起きていてなかなかいつも同じリズムで生活出来ないという方は仕事(学校)のある日と休日の起きる時間差を2時間以内に留めて日中は活動的に過ごし、夜は早めに寝るように心掛けるようにすると良いでしょう。