当店をご利用される方のお悩みで多いのが肩こり、頭痛、足のむくみ、そして腰痛です。
特に腰痛は男性が主訴としてあげられる事が多い症状のひとつです。
ストレッチなどで腰痛にオススメなものもたくさんあるのですが、
その中でも特にオススメしたいのが『腰割り』という動作です。
腰割りを知ったのは整体の仕事を始めた年だったと思うのでもうかれこれ10年になります。
コンビニでたまたまこちらの本を発見したのが腰割りとの出会いでした。
腰割りってどうやるの?
腰割りのやり方
- 足を肩幅に広げてつま先を外側に向ける
- 背筋を伸ばす
- そのまま垂直に膝の高さくらいまで腰をおろす
基本的にはこれだけです。
力士が四股を踏む前の段階の姿勢です。
しゃべくり007にて元横綱の貴乃花さんが腰割りの紹介をしていました。
腰割りのポイントは2つ。
- 股関節が硬い方は膝が内側に入ろうとするのでなるべくつま先と同じ方向に向ける
- 状態が前に倒れないように垂直を意識する
ポイントを意識しながら
ゆっくりと2秒くらいかけて腰をおろして、5秒位静止して、ゆっくり2秒くらいかけて腰を上げていく。
この動作を1日に10回くらい行うだけで股関節まわりや内転筋が伸びるので腰がほぐれて腰痛が楽になります。
体幹が鍛えられて猫背にも効果的
頭を真っ直ぐにしたまま垂直に腰をおろす事で体の内部の筋肉が鍛えられるので
猫背や骨盤の歪みなどにも効果的です。
骨盤周りの血流が改善される事で体の末端に血液を送りやすくなるため、
冷え性の改善にも効果が見込めます。
ヒップアップや美脚効果
何年か前にアメリカで「スモウスクワット」と呼ばれるエクササイズが
ヒップアップに効果的だと話題になった事がありましたが、
このスモウスクワットは腰割りをアメリカ人が改良したものです。
続けていけばこのような女性の方には嬉しい効果も期待出来ます。
『肩入れ』で肩こりにも効果的
腰割りの状態から両手を膝の上に置いて、肩を片方ずつ前方に押し込んでみてください。
これが「肩入れ」の状態になります。
適切な画像が見つからなかったのですが、野球のイチロー選手がよくやっているポーズを思い出してみてください。
腰割りをすると内転筋や大殿筋など骨盤周りの筋肉が刺激されて緩むのですが、
この時に実は骨盤と関係の深い肩甲骨も連動して緩んでいるのです。
少し緩んでいる状態で肩入れをして肩甲骨周りの筋肉自体に刺激を入れる事でダイレクトに緩ませる事が出来ます。
肩こりで辛いという方はこの肩入れを習慣にしてみるといいと思います。
まとめ
このように腰割りには腰痛や姿勢の矯正、肩こりなどに効果があり良いことづくめなのでとてもオススメです。
しかし、何事にも限度というものがあります。
痛いのを我慢してやりすぎたり、勢いをつけてやってしまうと筋肉を傷つけてしまい逆に痛みが出てしまう場合がありますのでご注意ください